Cotoba

ことばを書きとめています。

コンピュータサイエンスと人間の精神

僕、吉本隆明が好きなんですが、彼の本に「コンピュータサイエンスをやってる人間と話すと、あいつらヘンなんじゃないかと思う時がある」っていう一節があるんです。コンピュータサイエンスの学会や教授が、「コンピュータサイエンスがこのまま発展していくと、人間自体が素晴らしくなっていく」ようなことを言っている、と。でもそれはおかしい。確かに「感覚」は発展していくかもしれない、それ自体はよいことだけど、道具で「精神」は変わらないんだ。人間なんてそんなものだ、と。


元はてな・GREEのプログラマ 伊藤直也が語る、ソーシャルメディアの功罪。[後編]│CAREER HACK