Cotoba

ことばを書きとめています。

プログラマーと庭師

ソフトウェアは一時的な庭であり、その運命は庭師と密接に関わっています(中略)プログラマーは庭の生態系を熟知する庭師のように、ソフトウェアのさまざまなパーツの接続や相互のパーツが与える影響、全体にとって有益または不利益になるものについての感覚を持っている

プログラマーを解雇して新しい人員に置き換えることがソフトウェアにとって致命的になり得るという指摘 - GIGAZINE

口をぽかんと開けてひたすら聴く

「自分らしい生き方」なんて僕は興味ないんです。とにかく勉強すること、人にものを教えてもらうことが好きなんです。専門家に話を聞く時には、口をぽかんと開けて、ひたすら聴いています。人の話を自分の手持ちの知識の枠組みに落とし込んで「ああ、それなら知っている」と思うことはできるだけ自制する。話の中の自分がこれまで知らなかったことに注目して、「それについて、もっと教えてください」とお願いする。だから、誰からでも話を聞きます。

朝日新聞のロングインタビュー「子どもに夢を語らせてはいけない」 - 内田樹の研究室

親切なおじいさん

もう古希も過ぎた。来年で干支も6回りする。ぼちぼち「店じまい」の時間である。これからいろいろな団体の役職を少しずつ退いて、後進に道を譲るつもりでいる。さいわい周りには元気のよい若い人たちがたくさんいるので、これからは彼らの活動をサポートする側に回ろうと思う。来年の目標は「親切なおじいさんになる」である。

2021年の十大ニュース - 内田樹の研究室

コミュニケーション感度

コミュニケーション感度の向上を妨げる要因は、つねづね申し上げているように「こだわり・プライド・被害妄想」(@春日武彦)であるので、「こだわらない・よく笑う・いじけない」という構えを私は高く評価する。

生き延びる力 - 内田樹の研究室

信頼

仕事ってね、それが家事でも、スーパーのレジ打ちでも、たとえばデイトレードでも肉体労働でもなんでもいいの。種類でもなければ、結果を出すとか出さないとか、そういうものでもないの。結果なんて運もあるし、そんなものいくらでも変わるもの。他人なんていくらだって言いくるめることはできるし、ごまかすことだってできるしね。でも、自分にだけは嘘はつけないもの。自分の人生において仕事というものをどんなふうにとらえていて、それにたいしてどれだけ敬意を払って、そして努力しているか。あるいは、したか。わたしが信頼するのはそんなふうに自分の仕事とむきあっているいる人なのよ。
――こう言っちゃうとなんだかまるきり時代錯誤の馬鹿みたいなんだけど、わたしはそう思っているところがあるのよ

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マウンティング

人間は常に「遠慮なくマウントを取れる口実」を探している生き物。

(2ページ目)「とり急ぎお礼まで」は本当に「失礼」な表現? 言葉のマナーはなぜ‟マウンティング”につながりやすいのか | 文春オンライン

スタイルよりスタンス

本当に嫌いなもの以外はけなさないんです。何が『嫌い』の基準かというと、スタイルよりむしろスタンス。『お前、そんな態度でやってんじゃねえよ』ってところはあるけど、上下関係とか音楽のスタイルとかは、一切問題にしてないんだよね。

(4ページ目)「シュガー・ベイブの後、なぜポンタにドラムを頼んだか」山下達郎が初めて語った戦友・村上“ポンタ”秀一 | 文春オンライン

目的と手段と技術とキャリア

目的を達成するための「手段」であるはずの技術が、エンジニアのキャリア形成の中で「目的」になっていることがある。

RubyやPythonができるからって何?――エンジニアがパーツに成り下がらずに生き残る方法 (2/3):夏休みSpecial 山本一郎×細川義洋対談 キャリア残酷物語 - @IT

SNS

SNSというのは、そういうクローズドシステムを奨励する。となると、当然外部の人たちは信用できなくなるし、中には入れない。自分とは全く違う人種にしか見えないわけだから。外部の人とは話をしたこともなければ、交流がないのだから。でも現実世界では、いろんな人と交わらなければ生きていけない。会社の同僚はもしかしたら、同じ政党に投票しないかもしれない。それでも仲良くやっているし、ランチを一緒に食べたり、お茶をしたり呑みに行ったりもする。多少考え方が合わない部分もあるかもしれないけど、だからって嫌いにはならないだろう。でもSNSの世界では、価値観の違う人たちを否定する、ヘイトが横行している。これこそが世界中で不信や分断を生んでいるのだと思う。アメリカを見てみるといい。あれほど顕著な例はない。国民の半分が、もう半分のことを「完全なる犯罪者、異星人、馬鹿者」と否定しているわけだから。我々の大多数は、中間地点のどこかに属しているのに、SNSのせいでみんなが両極のどちらかに押しやられてしまっている。

ブライアン・イーノが語る、ポストコロナ社会への提言とこれからの音楽体験 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

身を委ねる

人間は身を委ねるのが好きなんだと思う。自分たちの身に起きるいわゆる「超越的な行為」、つまりセックス、ドラッグ、アート、宗教というのは、全て身を委ねることと関係している。どれも「世界は自分を中心に回っている」という考えを手放すことに関係している。身を委ねることで、自分が世界の中心でなくなるかわりに、世界の一部となるんだ。

ブライアン・イーノが語る、ポストコロナ社会への提言とこれからの音楽体験 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

サラリーマンとビジネスマン

他人に言われてから動くのは給料もらうだけのサラリーマン、言われなくても自分から働いて利益を会社にもたらすのがビジネスマン。

電通「鬼十則」、そして電通「裏十則」 - GIGAZINE